新生児寝かしつけのコツ5選
「やっと寝てくれたと思ったらまた起きちゃった。。」
「抱っこしていれば寝るのに、布団に置いた瞬間に目が覚めてしまう。」
赤ちゃんが寝ないことに悩むママは多いのではないでしょうか。
この記事では、調べてわかった新生児寝かしつけのコツを5つ紹介します。
すぐ実践できる具体的な手順や実践例を交えながらお伝えしますので、ぜひ試してみてください!

新生児の寝かしつけが難しい理由
そもそも、なぜ新生児は寝かしつけが難しいのでしょうか。その理由から調べてみました。
新生児の睡眠サイクルは大人と根本的に違う
大人の睡眠サイクルは約90分ですが、新生児の睡眠サイクルは約40〜50分と非常に短いです。
しかもその約半分は「レム睡眠(浅い眠り)」のため、ちょっとした刺激や体の動き(モロー反射など)で目が覚めやすい状態にあります。
(参考:日本小児科学会 こどもの救急 https://www.kodomo-qq.jp/)
「やっと寝た」と思っても40〜50分後にまた起きるのは、この短いサイクルが原因のひとつです。
昼夜のリズムがまだできていない
新生児は体内時計の機能がまだ未発達で、昼夜の区別がつきません。
「なぜか昼間はよく寝るのに夜に起きている」という昼夜逆転の状態は、新生児にとっては正常な発達の一部です。
生後2〜3ヶ月ごろから少しずつ昼夜のリズムが整ってくることが多いと言われています。
「眠りの環境」にとても敏感
新生児はお腹の中にいたとき、常に温かく包まれ、お母さんの心音や胎動を感じながら眠っていました。
生まれた後も、その感覚に近い環境を求めます。
そのため、静かすぎる環境・明るすぎる環境・一人で広い布団に寝かされる状況が、逆に落ち着かない原因になることもあります。
新生児の寝かしつけのコツ5選
ここから、新生児の寝かしつけに効果的とされるコツを5つ、具体的な方法と合わせてご紹介します。
「これならできそう」と思うものから試してみてください!
コツ①おくるみで「包まれた感覚」を再現する
新生児の寝かしつけのコツとして、最初に試してほしいのがおくるみです。
おくるみで体をやさしく包むことで、胎内にいたときの「四方を囲まれた安心感」を再現できます。
特に効果的なのが、モロー反射の抑制です。
モロー反射とは、眠っているときに自分の手が動いて驚き、目が覚めてしまう新生児特有の反射行動です。
おくるみで腕をやさしく固定することで、このモロー反射による覚醒を防ぐことができます。

コツ②ホワイトノイズで「胎内音」に近い環境を作る
新生児の寝かしつけのコツとして、近年注目されているのがホワイトノイズの活用です。
ホワイトノイズとは、雨音・波音・換気扇の音・砂嵐音のように、広い周波数の音が均一に混ざった「サーッ」という連続音のことです。
胎内では常にお母さんの血液の流れる音や心臓の音(約70〜80dB程度)が聞こえていたため、一定のノイズは赤ちゃんにとって安心感につながると言われています。
ホワイトノイズの使い方のポイント
- 赤ちゃんから50cm以上離れた場所に音源を置く
- 音量は50dB以下(静かな図書館程度)を目安にする
- スマートフォンのホワイトノイズアプリや、専用スピーカーを活用する
- 就寝中ずっと流す場合は、フェードアウト機能のあるものが便利
注意点として、ホワイトノイズを長期間高音量で流し続けることは聴覚への影響が懸念されるため、音量管理は必ず守りましょう。
コツ③寝かしつけのルーティンをつくる
新生児の寝かしつけをスムーズにするコツ3つ目は、毎晩同じ流れ(ルーティン)を作ることです。
毎回同じ順番で行動することで、赤ちゃんが「これから寝る時間だ」と認識しやすくなります。
新生児期はまだ完全には効果が出にくいですが、生後2〜3ヶ月ごろから少しずつ効果を感じ始めるケースが多いと言われています。
夜寝かしつけルーティンの例
- 授乳・ミルク(20〜30分前)
- ゆっくりゲップを出させる
- おむつ替え
- 部屋を少し暗くする・テレビや音楽を切る
- おくるみで包む
- 縦抱きで軽くゆらゆらしながら背中をトントン
- ホワイトノイズをオン
- 眠そうになったら布団に置く
「毎晩だいたい同じ流れ」を意識するだけで、赤ちゃんの体内時計が少しずつ整ってきます。
コツ④「眠りのサイン」を見逃さないタイミングの見極め
新生児の寝かしつけで意外と見落とされがちなのが、寝かしつけのタイミングです。
「眠くなってから寝かしつける」のは一見当たり前に見えますが、実は眠くなりすぎてから始めると「寝ぐずり」が起きやすくなります。
新生児には「眠りのサイン」があります。
このサインが出たら、すぐに寝かしつけを始めることがコツです。
新生児の眠りのサイン
- あくびをしている
- 目をこする・まぶたを細める
- 視線がぼんやりしてきた・焦点が合わなくなった
- 動きが少なくなってきた
- 少しぐずぐずし始めた(泣くほどではない程度)
このサインが出てから寝かしつけを始めると、比較的スムーズに眠りに入りやすいとされています。
「眠そうになったらすぐ動く」を意識するだけで、寝かしつけの成功率が変わることがあります。
コツ⑤昼夜のリズムを意識した環境づくり
新生児の寝かしつけを長期的にラクにするためのコツが、昼と夜の環境を意識的に変えることです。
新生児は昼夜の区別がつきませんが、光・音・活動量の違いを毎日繰り返すことで、少しずつ体内時計が整ってきます。
昼間(活動時間)の環境づくり
- カーテンを開けて自然光を取り入れる
- 日常の生活音(話し声・テレビ・家事の音)はそのままにしておく
- 授乳や遊びの時間は明るい場所で行う
- 昼寝が長くなりすぎないよう、様子を見ながら起こすことも検討する(生後1ヶ月以降)
夜間(睡眠時間)の環境づくり
- 部屋を暗くする(豆電球程度でも可)
- テレビや音楽を消し、静かな環境にする
- 夜間授乳は手際よく行い、刺激を最小限にする
- 授乳後もすぐに暗い環境に戻る
生後2〜3ヶ月ごろになると、朝の光を浴びてから約14〜16時間後に眠気が強まるという体内時計のサイクルが少しずつ機能し始めると言われています。
毎朝同じ時間に朝日を浴びせることが、昼夜リズムをつける最もシンプルで効果的な方法のひとつです。
新生児の寝かしつけのコツを実践するときの注意点
効果的な寝かしつけのコツを実践する際に、いくつか安全面での注意点があります。
ぜひ合わせて確認しておいてください。
うつぶせ寝は避ける
「うつぶせにすると落ち着く」という赤ちゃんもいますが、新生児のうつぶせ寝は乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを高めるとされており、大変危険です。
(参考:厚生労働省「乳幼児突然死症候群(SIDS)について」https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/sids.html)
寝かしつけの際は必ず仰向けにし、柔らかすぎる布団・枕・ぬいぐるみなどを周囲に置かないようにしましょう。
おくるみは寝返りを始めたら卒業する
おくるみは便利なアイテムですが、赤ちゃんが寝返りを始めたら(目安は生後3〜5ヶ月ごろ)使用を卒業するタイミングです。
腕を固定した状態で寝返りをすると、うつぶせになったときに自力で体勢を戻せず危険です。
寝返りの兆候が見え始めたら、腕が出るタイプのおくるみに移行するか、使用をやめることを検討しましょう。
添い寝をする場合は安全に配慮する
「添い寝すると長く眠ってくれる」というケースはよくあります。
添い寝自体を否定するわけではありませんが、大人の布団に一緒に入って寝ることは、圧迫・窒息のリスクがあるため注意が必要です。
添い寝をする場合は、赤ちゃん専用のベビーベッドをサイドにくっつける「添い寝ベッド」の活用や、ベビー用の固めのマットを使うなど、安全面に十分配慮が必要です。
「泣いたら即応答」が新生児期の基本
「泣いてもすぐに抱っこすると抱き癖がつく」という話を聞いたことがあるかもしれません。
しかし、現在の育児の考え方では、新生児期は泣いたらすぐ応答することが信頼関係の基盤になるとされており、「抱き癖」という概念は否定されています。
(参考:厚生労働省「赤ちゃんとお母さんの健康のために」https://www.mhlw.go.jp/)
寝かしつけのトレーニング(ねんトレ)は生後4〜6ヶ月以降が目安とされており、新生児期には適しません。
泣いたらしっかり応えてあげることが、長期的な「よく寝る子」への近道でもあります。
新生児の寝かしつけに役立つアイテム3選
寝かしつけのコツを実践する際に、合わせて活用すると効果的なアイテムをご紹介します。
① おくるみ(スワドル)
コツ①でご紹介したとおり、おくるみは新生児の寝かしつけに非常に効果的なアイテムです。
正方形の布タイプ・袋状のジッパータイプ・腕を上げたポーズで包めるスワドルアップタイプなど、さまざまな種類があります。
素材はコットンやガーゼなど肌に優しいものを選び、季節に合わせて使い分けましょう。

うちもこれは愛用してます!

② ホワイトノイズマシン・アプリ
スマートフォンのホワイトノイズアプリは無料で使えるものも多く、手軽に試せます。
専用のホワイトノイズマシンはタイマー機能・音量調整機能が充実しており、長期的に使う予定があるなら検討する価値があります。
いずれの場合も、音量と距離の管理を忘れずに。
③ 授乳クッション
寝かしつけのコツを実践してもうまくいかないときは
「全部試したけどダメだった」ということも全然ありえます。そんなときは次のようなことも参考にしてみてください。
「今日はうまくいかない日」と割り切ることも大切
赤ちゃんにも体調の波があり、昨日は効いた方法が今日は効かないこともあります。
「方法が悪いわけではなく、今日はそういう日だった」と割り切る気持ちが、ママの精神的な余裕を保つためにも大切です。
パートナーや家族に協力を求める
寝かしつけを一人で抱え込むのは、体力的にも精神的にも限界があります。
「夜中の授乳はママ、その後のゆらゆらはパパ」「週に1〜2回は夜間対応を代わってもらう」など、具体的な役割分担を話し合ってみましょう。

うちは基本、昼ははやと・夜はななみで対応するスタイル!
かかりつけ医・助産院に相談する
以下のような状況がある場合は、かかりつけの小児科や産婦人科・助産院に相談することをおすすめします。
- 泣き止まない状態が長時間続く
- 体重がなかなか増えない
- 授乳のたびに激しく泣く
- 発熱・下痢・嘔吐などの症状がある
「大げさかな」と思っても、専門家に相談することは赤ちゃんのためにも、ママ自身のためにも大切なことです。
新生児の寝かしつけのコツに関するよくある質問(FAQ)
Q. 新生児の寝かしつけにはどれくらい時間がかかるのが普通ですか?
新生児の寝かしつけにかかる時間は個人差が大きく、10分で眠る子もいれば、1時間かかる子もいます。
「時間がかかること自体が問題」ではないため、焦らず取り組みましょう。
ルーティンが定着してくる生後2〜3ヶ月ごろには、スムーズになってくるケースが多いです。
Q. 毎回授乳しないと寝ません。これは問題ですか?
授乳で眠るのは新生児期によくある自然なことです。
「授乳なしで自力で眠れる力(自己入眠能力)」は、生後4〜6ヶ月ごろから少しずつ育ってくるものです。
新生児期のうちは、授乳で安心して眠ることを責める必要はありません。
Q. ゆらゆらしないと寝ないのですが、癖になりますか?
ゆらゆらや抱っこで眠る習慣は「入眠の癖(寝かしつけの連合)」と呼ばれます。
新生児期はその段階ではありません。ゆらゆらが必要なのは自然なことで、成長とともに少しずつ変化していきます。
「今のうちはたくさん抱っこしてあげる時期」と前向きに考えましょう。
Q. 夜中の授乳は起こしてする必要がありますか?
生後すぐは体重の増加が大切なため、生後1ヶ月ごろまでは授乳間隔が開きすぎないよう(3〜4時間を目安に)起こして授乳することが推奨されています。
体重の増え方や授乳の状況については、産院や助産院の指示を優先してください。
Q. ねんねトレーニングはいつから始めていいですか?
ねんねトレーニング(ネントレ)は、一般的に生後4〜6ヶ月以降を目安に開始することが推奨されています。
新生児期は「泣いたらすぐ応答する」ことが信頼関係の構築にとって重要なため、ネントレの時期ではありません。
Q. 昼間も夜も全然寝てくれません。これは普通ですか?
新生児の1日の睡眠時間は合計14〜17時間程度が目安ですが、個人差が大きいです。
ただし、極端に睡眠が少なかったり、授乳しても体重が増えない場合は、かかりつけの小児科や助産院に相談することをおすすめします。
まとめ
この記事では、新生児の寝かしつけのコツ5つを中心に、注意点やよくある質問までまとめてみました。
最後に要点を整理します。
新生児の寝かしつけのコツ5選
- おくるみで「包まれた感覚」を再現してモロー反射を抑える
- ホワイトノイズで胎内音に近い環境を作る
- 寝かしつけルーティンを作って「これから寝る時間」を体で覚えさせる
- 眠りのサインを見逃さず、タイミングよく寝かしつけ始める
- 昼夜の環境の違いを意識して体内時計を整える
1つずつ試していただいて、少しでも新生児を育てるパパ・ママが楽になりますように。

お互いに頑張りましょう!

【参考資料】
- 厚生労働省「乳幼児突然死症候群(SIDS)について」https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/sids.html
- 厚生労働省「赤ちゃんとお母さんの健康のために」https://www.mhlw.go.jp/
- 日本小児科学会 こどもの救急 https://www.kodomo-qq.jp/
- International Hip Dysplasia Institute「Hip-Healthy Swaddling」https://hipdysplasia.org/
- National Sleep Foundation「Newborn Sleep」https://www.sleepfoundation.org/


